ドーベルマンは番犬としてかなり向いています。見た目もそうですし、テリトリーやリーダーを守るためにはどんなことでもする犬です。例えばテリトリーの外に行くと、途端に番犬的な性格が萎えてしまう、という例は意外に多いようです。
また逆にテリトリーだとしても全く吠えないとか、見て見ぬふりをするとか、放置していると挙句の果ては尻尾を振って出迎えてしまう、などと悩んでいる飼い主さんも多いようです。
もちろん訓練所で番犬として飼育されていたようなタイプもいますが、やはり全てが番犬として見合うというわけではなく、まずその性格をしっかり把握してから迎えることが大事です。
またドーベルマンのような犬を飼っていると、相当に財産があると見られて逆に危険だという意見も多く、実際にドーベルマンが見張っているような家では、犬が殺されてしまうという痛ましい事件も多いようです。
ユニークなルックスですから犬種もすぐにわかりますし、あまり派手に番犬であることを強調するようなことはしないのも理想です。
日中は番犬として犬舎に繋いでおき、夜は室内で寝起きさせるなども方法ですし、人に吠える場合も勢いよく吠えないようにして、侵入しようとしたら、しっかり遮るようにしつけるなどもコツです。
番犬とはいえ繋いでおくだけではなく、どのような方法で番犬させるかをしつけることも、飼い主さんにとって大事な役目です。